22.06.18 読了
あらすじ
心躍る夏休み。6年生のリナは一人で旅に出た。霧の谷の森を抜け、霧が晴れた後、赤やクリーム色の洋館が立ち並ぶ、きれいでどこか風変わりな町が現れた。リナが出会った、めちゃくちゃ通りに住んでいる、へんてこりんな人々との交流が、みずみずしく描かれる。『千と千尋の神隠し』に影響を与えた、ファンタジー永遠の名作。
大人になってからの青い鳥文庫って!とは思ったけど読んでみたら普通に楽しかった。
小学校の頃、この作者の他作品で「天井うらのふしぎな友だち」を読んで良かった記憶があったのと、この作品は「千と千尋の神隠し」に影響を与えた作品と有名だったので読んでみることに。
今作は主人公・リナが霧の向こうにある「めちゃくちゃ通り」の個性豊かな住民たちとの交流をさわやかに描いている作品。
あ~なるほどね~と、「千と千尋」の面影があるところがいくつもあって面白い。ていうかこの作品が先なんだろうけど。ピコットばあさん=湯婆婆なんだろうな~。
「千と千尋」よりクセが無く、明るいイメージのまま終わる。リナが帰るときはあっけなくてちょっと寂しかった気がする。
個人的にはピコットばあさんがリナに隠れて笑っていたり、おみやげがピエロの傘だったのが微笑ましくて良かった。またリナはめちゃくちゃ通りに行ったのだろうか?そうだといいな。
余談だが、旧版だと「めちゃくちゃ通り」の表記が「きちがい通り」になっているらしい。ちょっとそれは言い過ぎじゃないか?😂