突然始まる企画。前からこれやりたかったんだよなぁ… 個人的本当に役に立った絵の参考書4選。
わりと古めの本が多いです。最近のやつも興味はあるけど、買っていないから分からない。値段は電子じゃない書籍の場合だけを載せています。
1.スカルプターのための美術解剖学
難易度 ★
値段 5,500円 (2024年4月時点)
Amazon評価がすこぶる高い本。これはすでに持ってる人が多いと思う。
全ページカラー、筋肉ごとに色分け、さまざまな視点から見た筋肉の動き、知っておいた方が良い作画のポイントが沢山…など、良いところを挙げるとキリがない。文章で説明するというより、画像で説明する系の教本です。なのでとても分かりやすい。
値段がけっこうお高めだけど、諦めて他の安い美術解剖学の本を買うより、お金を貯めてこれを買った方が良いです。
ちなみに自分は英語版しか出ていなかったときに「この本いいよ!!」っていうレビューを見て英語版を衝動買いしたのですが、最終的には数年後に出た日本語版も買いました。
2.リズムとフォース
難易度 ★★★★★
値段 3.960円 (2024年4月時点)
個人的にはこれが読んでよかった1位の本だと思っている。
美術解剖学でもなく、色の塗り方の本でもない。これは「いきいきとした絵を描くための考え方を身につける」本です。
こんな人におすすめ→自分の描くキャラがぎこちない、躍動感のあるキャラを描きたい、絵を描く行為を純粋に楽しみたい
こういう人にはおすすめできないかも→本物そっくりに人物・背景を描きたい、技法だけでキャラを描きたい
キャラを描くラインを「フォース」というエネルギーに置き換えて考える、人間の身体からどういうリズムでフォースが流れているかを見極める、魅力的なシェイプの描き方…など、読んだ後は絵に対する新しい考え方が生まれ、それを生かして描くということが出来るようになる。同時に「上手く描こう」というプレッシャーから解放されます。
ただ、海外の本を翻訳して、しかも抽象的な考え方と言葉使いをしているので難易度はけっこう高め。自分も、何度も何度も文章を読み返して少しずつ理解しながら進めていったって感じでした。これでも本の中身を全部理解している、とは言えないです。
あ、自分は第一版か第二版しか読んだことがないんだけど、この第三版はデモ動画が付属しているらしいので、実際難易度は星5より低いかもしれない。
同じような考え方を説明していて、もっとわかりやすそうな日本の教本だと
この本あたりがおすすめ。この本は買ったことはないけど、いずれも「上手く描かなければ」という気持ちを払拭し、絵を描くことを楽しくしてくれる本みたいです。
3.人を描くのって楽しいね!衣服編
難易度 ★★
値段 1.760円 (2024年4月時点)
服のしわをどう描いたらいいのか分からなかった時期に購入した教本。
これを全部模写したら、本当に衣服のしわを描けるようになりました。手がしわのパターンを覚えるっていう感じ。この本には本当に感謝しています。
この作者さんは、「人を描くのって楽しいね」、通称ヒトカクという絵の描き方を掲載しているサイトを運営している。絵描きさんだと多分知ってる人多いんじゃないかな。
そのサイトを見ていると分かるが、この人とにかく画力が高すぎる。プロフィールに「友達が減るくらいデッサンに没頭」と書かれているのも納得です。
本当にキャライラスト初心者で、教本を何も持っていないけど何買えばいいのって人は、
この「人を描くのって楽しいね」シリーズの最初の本がおすすめ。難易度もめっちゃ低くて楽しく続けやすいです。
4.カラー&ライト ~リアリズムのために色彩と光の描き方~
難易度 ★★★~★★★★
値段 4.180円 (2024年4月時点)
色塗りの定番書といえばこれと言う人は多いのではないだろうか。自分も色塗りを頑張ろうと思い、これを買って読んでみた。ちなみにけっこう最近。
イラストに必要な光と色の理論をこれでもかというぐらい摂取出来る、座学のような教本となっている。特に風景画を描く人なんかはめちゃめちゃ為になると思う。
何年もかけてでしか得られない知識が沢山書かれているので、全て理解しようとすれば難易度は高め。
自分もこれ読んで初めて本格的にライティングを意識しました(遅すぎる)。
以上!!
出来るだけ今まで読んだ教本を思い出して書いたけど、忘れてる本とかあるかもしれないです。第二弾もいつかやりたい。